「やまざき整体院 高尾院」でカラダの痛み・悩みを根本改善

2023年8月24日 西の風新聞掲載

IMG_20251019_0001『腸内環境と免疫力』

免疫力とは体内に侵入した細菌やウイルス、がん細胞などの異物を排除する体の防御力のことを指します。腸には私達の体に存在する免疫細胞の約7割が集まっていますが、それはなぜでしょうか。

腸はあたかも「体内」に有ると思われていますが、見方を変えると口から肛門まで消化管という1本のトンネルが身体の中を通っているようなものです。つまり消化管の内側は身体の外側であり、外敵にさらされやすい「体外」と捉えることができるのです。

そのため腸にはたくさんの免疫細胞が集中し、外敵の侵入から体を守っています。いわば腸は免疫の砦であり、その働きを支えているのは腸内に住む「腸内細菌」なのです。

『腸内環境と人間社会』

腸内細菌が腸壁の内側に群生している様子を顕微鏡で覗くと、お花畑(flora)のように見えることから「腸内フローラ」や、叢(草むら)という字を使い「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」と呼ばれています。

小腸から大腸にかけて約1,000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息し、これらの様々な細菌が複雑にバランスをとりながら腸内環境を良好な状態に保っています。

腸内細菌は大きく分けて、体にプラスの働きをする「善玉菌」と、増え過ぎれば体に悪さをする「悪玉菌」、その多い方に加勢する「日和見菌」の3種類があります。悪玉菌も健康維持のために一定の役割を果たしているので、全部が善玉菌であればよいという単純な話ではありません。あくまでもバランスが大事で、腸内フローラの状態が最もよいのは「善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1」の割合の時とされています。

 さらに、この3種類それぞれの中にも多くの種類が存在していることが大切です。多種多様な菌が共生することで、一部の菌がダメージを受けても他の菌がそれを補い、良好な腸内環境を保つためにバランスをとっています。

つまり腸内環境も人間社会と同じように『多様性が重要』ということですね。

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