前回は、坐骨神経痛についての説明と、主な原因に腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、梨状筋症候群の3つが考えられることをお伝えしました。これらの原因は併発している場合もあります。
今回は、あなたの坐骨神経痛の原因を探るヒントになればと、チェック項目をお伝えします。それぞれの原因に対して、傾向として出やすい症状となりますので、当てはまるものに☑をつけてみてください。
腰部脊柱管狭窄症
□痛みで歩けなくなることがあるが、前かがみになったりイスに座ったりすると楽になり、再び歩けるようになる。
□腰を反らせると、脚に痛みやしびれがおこる。
□買い物カートを押しての歩行や、自転車の走行は楽。
□座ったり、寝てたりしていると楽。
□寒さに敏感で、冷えると痛くなる。
腰椎椎間板ヘルニア
□前かがみになると、腰の痛みや足の痛み、しびれが出る。
□歩いている時よりも、長時間同じ姿勢でいるのが辛い。
□咳、くしゃみ、姿勢を変えるときが辛い。
□腰を反らしぎみの姿勢でいれば、痛みはあまり出ない。
□徐々に痛みが強くなるというよりは、急に痛くなった。
梨状筋症候群
□長時間座っていると、お尻から脚にしびれや痛みが出る。
□お尻に硬く感じる部分があり、押すと強く痛む。
□適度に動いている時の方が楽。
□腰を押さえて歩くと痛みが軽くなる。
□両膝の内側をくっつけるように座ると症状が出る。
※症状には個人差があります。
いかがでしたでしょうか。
☑が3以上ついた場合はその原因が疑われます。
☑が1~2つの場合は、その原因の可能性があります。
坐骨神経痛の改善には、原因を見極めた上でアプローチしていくことが大切です。
次回は、坐骨神経痛を改善する方法をお伝えします。